■あいぼりーりぼんプロジェクトとは
離婚する父母が、子育てを協力しあう親子(面会)交流を普及推進させる活動として、2012年にスタートしました。
その当時は、まだまだ、夫婦の別れが親子の別れというニュアンスが根強く、離婚する相手と子育てを協力しあうなど絵空事のようで、なかなか『親子(面会)交流』が普及していませんでした。
しかし、離婚後の子どもの養育については父母だけの問題ではなくて、もっと社会全体で考えていかなければならないと思い、当事者以外の方々にも知っていただけるように、親子交流の象徴として、あいぼりーというぬくもりの色に託したりぼんを考案しました。
あれから10年以上の月日が過ぎ、支援をする団体も増えだして、徐々にではありますが、『親子(面会)交流』というものが、社会に浸透し始めてまいりました。
始めは、『親子(面会)交流』の普及推進を目指した活動でしたが、昨今は同じような活動が増えてまいりました。
今後、『親子(面会)交流』の象徴として生み出した『あいぼりーりぼん』は、親子(面会)交流を支援する団体や、両親の離婚を経験する子どもたちのための助成をする基金団体として役目を変えていきたいと考えております。
まだまだ、先の話ではありますが、まあ、夢を見るのもよいと思うのです。
令和6(2024)年11月吉日
あいぼりーりぼんプロジェクト発起人
一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センター代表理事
古 市 理 奈 拝
■親子(面会)交流とは?
離婚後または別居中に子どもを養育・監護していないほうの親が子どもと面会等を行うことです。
親子交流普及推進運動の象徴として、あいぼりーりぼんが誕生しました。
何故、アイボリーなの?
それは、一番、やさしいぬくもりを感じる色ということで決めました。
親子交流の時間は、子どものアイディンティティーを育む大切な時間です。
それと同時に、両親の離婚によって、片方の親と、それに関連するものたちと別離しなくてはならなくなった(対象喪失)子どものグリーフケア(悲嘆ケア)でもあります。
つまり、親子交流は父母が育児を分かちあい、子どもを育てあうということ。
離婚によって別々に暮らすようになっても、子どもにとって父母は父母です。
子どもが父母に育ててもらう。
そんな極々普通のことをするのが、親子交流です。

■「子は親の鏡」 ドロシー・ノルト
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分が悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる